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2008年12月18日 (木)

美容に鍼灸

これは直結していると実感しております。

治療後、ほとんどの女性がお顔のむくみがとれて目がパッチリとしてきますし、血色もよく肌つやも増しているからです。特に顔面に鍼を触っていなくても、治療後に「今日も肌がつややかになりました♪」とお顔を触って確認される方もいらっしゃいます。

皮膚のやや乾燥気味だった40代の女性が、化粧品屋さんでちょくちょく肌の状態をチェックしてもらっているが、こちらで鍼灸に通いだしてから、皮膚状態がぐんぐんとよくなったと。

例えばアトピーの方を見ていても、皮膚状態が徐々に改善されてきますので、アトピーというわけでない方も、循環・代謝の改善により皮膚状態は向上してくるのは不思議なことではないわけです。

ところで、このところ美容鍼を扱う鍼灸院が増えてきました。顔面に沢山の鍼を浅くうつものです。「やってませんか?」と聞かれることもあるのですが、今のところ取り入れることは考えておりません。

前述したように、全身の鍼灸治療をしていると、お顔に鍼を刺さずとも、全身、もちろん頭部の血液循環もよくなり、お肌もきれいになるからです。

お顔だけに鍼を沢山うちますと、気が頭部に逆上することになります。

全身的気血のバランスとして疑問が残ります。

美容というのは、全身の問題と一致していると考えています。まずは、健康に基づいていないと、美容とは成り立たないのではないでしょうか。

虚弱や体内の滞りがあれば、まずそれを調整して、健康なからだ作りを優先させ、中からの美しさ、潤いを引き出す基盤をしっかりさせていくことが大事であると思います。

もちろん、養生も大事。

皮膚に潤いがないときは睡眠時間が確保できてないときが多いのではないでしょうか?夜中11:00~2:00の陰(イン)の時間、このときは性ホルモンを貯蔵して養う時間と考えられています。11:00前には寝るということができると、肌の潤い改善に直結します。

冬は自然界冬眠の時期。人間も、夏よりもゆったりと睡眠をとり、補陰、元気の素を蓄えることが肝心とされます。乾燥も進むこの時期、からだ的にも美容的にも夜ふかしは避けたほうがよいですネ。

kao

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