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2009年1月22日 (木)

漢字で楽しむ

今月の17日の朝刊を読んでいたら、新常用漢字として191字が追加された、との記事を見つけました  嬉しいことに、私の名前の一字の「熊」という字も常用漢字の仲間入りです♪

ご存知の方も多いと思いますが、漢字というのは元来、象形文字です  その形を見れば大抵意味が分かるものとして生まれてきました  鍼灸は古代中国で発明されたので、鍼灸に関して中国の古典の書籍は沢山あります  鍼灸の古典を読んでいると、何気に古い漢字の方が形からその意味が分かりやすいように思います

例えば、「体」という字  旧漢字では、「骨」を左に書いて(←へん)、右に「豊」(←つくり)と書きます  今の字体でも「人」の「本」ということで、人のおおもとになるのが「体」というとも考えられ、「体」は人の基本になるんだな~って分かります   しかし、「骨」は、いろいろなものの基本ですよね  「屋台骨」とかいいますし  その骨が「豊」という方が、より体が人の基本になるものなんだってイメージが湧きませんか?!

ここで、ふと思ったのは、骨と「腎」の関係です   鍼灸の古典理論の陰陽五行説では、骨は「腎」との関係が強いとされています   東洋医学での「腎」とは、一言でいえば、その人の生命力をあらわす概念です   ここからも、骨は体の基本だといえますね 

何気なく使っている漢字を、よくよく味わって見てみると色々なことがイメージできて楽しいものです♪

kuma

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