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今日は、その続きとして Tさんに教えていただいたコケの培養法をお伝えします
前提として十分に成長したギンゴケが必要ですが、それがあるものとします そのギンゴケの緑色の部分を切り取って、培養土に均等に蒔いていきます
培養土は、黒土7に対してケト土3の割合で混ぜたものを使います ケト土は粘度があるので、蒔いたコケが風で飛ばされなくなるメリットがあるそうです
水やりは、基本的にたっぷり与えるようにします 乾燥は厳禁です Tさんは、発泡スチロールの容器の上に培養土を敷き、その容器の下に水を張って乾燥防いでおりました
私も見よう見真似で、小さなトレーに山で採集してきたコケの一部を蒔いてみました
Tさんのお宅には、たくさんの鉢植えがあるので、その植木により周囲の湿度を保ちやすいですが、我が家は集合住宅の三階でベランダには鉢植えはちらほらです また、我が家のある久が原は、Tさんのお宅のある池上よりも台地になっているので風通しがよいように感じます
そのため、水やりは、よりタップリ与える必要があると考えているところです 果たして、三階のベランダで上手く育てていけるか微妙なところですが、トライしてみようと思います
kuma
先日、来院した方が、左ふくらはぎにひどい肉離れをおこしていました 歩くときに痛みがでるので、左脚を棒のように引きずっての来院です
主訴は、全身の疲れであり、肉離れではなかったのですが、肉離れで不自然な歩き方をされていたので、全身調整のために肉離れも治療しました
肉離れになってから一週間、炎症は治まっていましたが、すこし内出血の後があり、左ふくらはぎ全体が皮膚表面からパンパンに張っている状態 奥の方に悪血(おけつ)が溜まっていると診立てました
全身を鍼灸でバランスをとりつつ、びわの葉温灸で自家製のびわエキスを左ふくらはぎの患部に浸透させていきます 当院の特製の陶器の温灸器は保温性が高いので、皮膚にぬったびわエキスはしっかりと皮膚の下に浸透していきました
2度、びわの葉温灸を繰り返したところ、ふくらはぎの張りがとれ、硬さに左右差がなくなり左ふくらはぎに弾力性が戻ってきたので、効いたことを実感
治療後に歩いてもらうと、左ふくらはぎを使って歩けるようになっていました 患者さんは、不思議そうな顔をされていましたが、びわの葉の薬効を考えたら、十分予想できることでした(詳しくは、末廣堂のHPの「びわの葉灸」のページをご覧ください)
びわの葉の薬効として、血液浄化があります 今回治療した左ふくらはぎの奥には悪血が溜まっていましたが、それがびわの葉エキスが浸透することにより悪い血が押し流され、状態が改善したと思われます
温灸をすると、温灸した部分の血行がよくなるので皮膚が発赤してくるのですが、びわの葉エキスを使うと、より発赤するようになります 温灸の熱が身体の奥に深く浸透するためです 治療を受けている患者さんも奥深くに熱が浸透していることを感じるという方が多いです
びわの葉エキスを使うことにより血行がさらによくなり、身体の隅々まで気血の巡りがよくなるので、びわの葉温灸は疲労困憊してしている方にも喜んでいただいてます
肉体的にも精神的にも疲れが溜まりがちな方には、びわの葉温灸 オススメです
kuma
先日の武尊山行では、治療仲間のSさんから貴重なお土産を頂きました 山菜の王様「コシアブラ」です
同行者のSさんが調子を崩し、途中で別行動となったのですが、Sさんがコシアブラを大量に採集していてくれて、おすそ分けしてくださったのです
コシアブラの魅力は、なんともいえない爽やかな匂いと味です
天ぷらにすると美味しいのは知っていましたが、サッパリと頂きたかったので、いただいたコシアブラの半分はサッと茹でてから醤油とマヨネーズで味付けです どちらもコシアブラの爽やかな匂いと味を十分楽しめました
残りの半分は、お焼きにしました こちらも爽やかなコシアブラを楽しめて大満足です♪
今年の春も山の幸を堪能できて、山に感謝ですね
kuma
先週末の日曜日に梅雨の晴れ間を狙って 治療仲間のSさんと患者さんのHさんと一緒に、上州武尊山に行きました
登り口は、武尊牧場スキー場 登り始めにいきなり本降りとなりましたが、2時間程で雨も止み晴れ間も見えはじめ、がぜんやる気満々です スキー場を過ぎたあたりのレンゲツツジのお花畑がちょうど見頃でした シラカバ林の中、真っ赤なレンゲツツジを堪能です
山頂付近では、大きな雪渓が残っておりました 例年7月まで雪渓が残るそうです
山頂につくと晴れ間も出てきて、少しですが眺望も楽しめました 朝の天気からすれば、かなりラッキーですね
その後、田代湿原に向かったのですが、その途中のブナ林が立派で、雨でいきいきしたブナが陽光に照らされて美しかったです♪
田代湿原の先にある花咲湿原では、ちょうど花が見頃で、リュウキンカやミズバショウ、ワタスゲを楽しむことができました 小さいながら、尾瀬のように人が多くなかったので、静かな湿原歩きができて大満足です
その後、花咲の湯に入って帰京したのですが、途中で調子を崩して別行動となったSさんから嬉しいプレゼントをいただけたのです
そのプレゼントについては、後日 書くことにします
kuma
下丸子のアロマセラピーのお教室natural smaileさんをHPのリンクに追加しました。http://ameblo.jp/ekaoriaroma/
以前個人で開業していた「てごころ」時代から時々お身体の調整にいらしてくださっています。
以前学校の先生をされていた方で、今は小学生のお母さんでもあり、頼れるやさしいお姉さんという雰囲気の方です。
アロマは匂いを楽しむだけでなく、これからの時期ですと、日焼け後のケアーや、虫除けや虫刺されケアーなどにも使えたりと、生活の中でもいろいろと役立つことが多いそうです。
自然の草木花から抽出した芳香、生活にもうまく取り入れられたらおもしろそうですね♪
私もオイルマッサージでは、症状に合わせた精油を考えて配合しています。施術側にも芳香作用はもたらされ、マッサージしながらも癒されてしまいます♪香りはからだに作用するよなと実感できる時間です。
kao
今、ちょうど ビワの季節ですね 爽やかな ビワは大好きです
ビワを食べると大きな種が残りますが、これがまた、ものすごい力を秘めているのです
ビワ種は、抗ガン作用のあるといわれているアミグダリンをビワ葉と同様に含んでいるのですが、その量たるやビワ葉の1000倍とのこと! (以前のブログ記事「ビワ種酒」もご覧ください)
このビワ種のパワーをまるまる頂くには、ビワ種を粉末にして食べてしまうのが一番です
ビワ種をサメ皮などで削って粉末にしてオブラートに包んで頂きます そのまま かじることもできますが、ちょっと苦いので、それが苦手な方には粉末にする方がオススメです
長期保存する場合、種を塩漬けにしておくといいですね 我が家では大量のビワ種を塩漬けにして保存しております
少しずつでも食べ続ければ、じわじわ効いてくることでしょう♪
kuma
今週の月曜日のお休みに、大地を守る会のカフェ「ツチオーネ」でランチしました
大地を守る会は、有機野菜や自然食を中心とした身体に優しい商品を提供する宅配サービスを中心に活動している団体 もちろん、ツチオーネで出される食材も同じものです
私たちも美味しい有機野菜たっぷりのランチを頂きました
野菜は甘く、とんかつの黒豚もさっぱりしていて美味しかったです 量がすこし少ないのが、男性には物足りないかもしれませんが、食材がしっかりしているから、身体は満足したと感じます
ここのカフェのメニューには、フードマイレージが表示されていて、地球環境への意識の高さが伝わってきます 身土不二の精神にも合致しますね
場所は、東急大井町線の九品仏駅の駅前 平日で九品仏商店街は、人通りが少なかったですが、ツチオーネの扉を開いてみると、満席に近い状況
開店してから間もないこともあるでしょうが、そのコンセプトに惹かれる人が多いのだと思いました
身体にも地球にも優しい食事を楽しめるカフェ「ツチオーネ」 オススメです♪
kuma
近くのスーパーに行くと夏野菜が目に付くようになりました
「漬物にどうぞ」というふれこみで、ウリが売っていました みずみずしい夏野菜は、ヌカ漬けに最高です さっそく買ってかえりました
ウリの仲間は、基本的に早く漬かります キュウリは、今の時期なら塩をすり込まないで6時間も漬ければ調度よく漬かります
今回買ったウリは、キュウリよりも少し太めなので、縦に半分にカットしてキュウリと一緒に漬けました キュウリは、一緒にまるまる漬け込みます こうすれば、だいたい同じ時間漬けて、キュウリもウリも調度よく漬かると考えたのです
漬けた日が少し寒い夜だったので、8時間くらい漬けてみましたら、調度よく漬かりました
シャキシャキのウリのヌカ漬けを酵素玄米と共に頂く幸せ♪ オススメです
kuma
鍼灸院に来院される女性の多くが、むくみをなんとかして欲しいと訴えられます
中には、太っているのとむくんでいるのを混同していている方もいらして、「鍼灸で痩せますか?」と訴えられる方もいます
むくんでいるのは、いわゆる「水太り」 要は、身体の中に余計な水分が溜まっている状態です ポチャっとした色白の方が典型的なタイプですね
この「むくみ」の原因は、大きく分けて2つあります
一つ目は、摂る水分量が多すぎること よく「水分はできるだけ摂りましょう」と言われますが、必要以上に水分を摂ると、それはかえって毒となります 鍼灸の世界では、「水毒」といいます 湿度の多い日本では、「水毒」で体調を崩される方は多いですね
梅雨を迎えるこれからの季節 湿が溜まりやすいので、要注意です
二つ目は、摂る水分量は適切ですが、排泄力が弱い方です 水分は主に、肺からの呼吸と腎臓で作られる尿、汗などから排泄されます このタイプも排泄力の弱さから、水毒で体調を崩されることになります
では、具体的にどう対処していけばよいのでしょうか?
一つ目の原因に対しては、簡単です 摂る水分量を適切にすればよいのです 適量な水分量を摂るには、喉が渇いても、一気に水分を摂らずにちびちび摂っていき、その都度喉の渇きが癒されたか確認していくのです で、喉が渇いていないと実感できたら、その場で水を飲むを止めます 要は自分の本能に従えばよいのです こうすれば、自然と余計な水分を摂ることはなくなります
二つ目の原因に対しては、排泄力を強めていく必要があります ここでは、鍼灸治療が役立ちます 特に「脾」と「腎」にアプローチしていきます 「脾」とは、鍼灸の世界で、消化関係の機能を表す概念です 「腎」は、泌尿器系も含む概念ですね 脾を強くして消化器官の中に余計な水分が溜まるのをなくし、「腎」を強くして余計な水分を排泄できるようにするのです
鍼灸治療が終わるとトイレに行きたくなる方も多いです 鍼灸治療で排泄力がUPした結果といえます 中には、トイレに行かれて鏡を見て顔が一回り小さくなったと喜ばれる方もいます(笑)
生命活動に不可欠な水分も過ぎれば毒 「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね
kuma
そろそろ梅雨が近づいてきましたね
梅雨の季節は湿度が高いので、身体の中に「湿」が溜まりがちです
東洋医学の世界では、過分な水分を「水毒」と称して、主に消化器系の調子を悪くする原因と考えます
この「湿」を取り除くのに有効なのが、スギナ茶です
スギナといってもピンとこない方もおられるかもしれませんね 春のツクシの後に繁ってくる葉といえば分かる方もでしょう
自然療法家の東城百合子先生の著作の中にも、スギナには抜群の利尿効果があり、腎臓病・心臓病・肝臓病からくるむくみに有効との趣旨の記載があります(「薬草の自然療法」) 消化器系の限らず、水分代謝を改善するのにスギナは、とても有効なことが分かります
そろそろ、スギナ狩りの季節です
先日の休みの日に、実家近くの寺に自生しているスギナを狩りにいきました 春に見に行った時には、小さな葉がちらほらしかなかったのに、すでに青々した葉が生い茂っていて、その生命力を感じます!
大きなビニール袋いっぱいになるくらい狩ってきました これを数日陰干しすれば、スギナ茶の出来上がりです♪
これからは湿のたまる季節 末廣堂では、治療後にお出しするお茶にもスギナをブレンドしていきます
むくみにスギナ茶 オススメです
kuma
今年の2月中旬に池上梅園に梅見に行ったことは、以前に書きました
タイミングよく、ほとんどの梅はほぼ満開 ですが、その日に一番に印象に残ったのは、梅ではなかったのです 実は、コケでした
ボランティアで梅園の福寿草を植えにきていた方(Tさん)が、ご自身で育てたコケを見せてくださっていたのです それはそれは、美しいコケでした!
その時は、綺麗だな~って思って梅園を後にしたのですが、帰宅してからも残像が脳裏に浮かびます デジカメで撮った写真を見ても、ホレボレする美しさです
3月になっても気になっていたので、いてもたってもいられなくなって梅園の事務所まで赴き、またコケを見せてもらいたいと申し出ました
数日経ち、Tさんの連絡先を教えていただけたので、さっそく休みの日に訪問させていただきました
改めて近くで見るとオドロキの美しさです 鉢にビッシリと埋め尽くすように生えているコケは、ギンゴケという種類です ギンゴケ自体は、都会のコンクリートの片隅によく見かける種類のコケですが、ここまで綺麗に群落を作っているものを見たことはありません
なぜこのように美しいギンゴケを育てられたのか。。。Tさんから、その育て方を教えていただけたのです!
続きは、また後日にしたいと思います
kuma