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2009年9月22日 (火)

水力発電に想う

民主党政権が八ッ場ダム建設中止を表明しましたね

翻弄される近隣の住民の方々はお気の毒とは思いますが、長い地球の歴史の中で新参者の人間のために、太古からの自然が破壊されるのは偲びないので、個人的にはホッとしております

このダム建設に関して、先日の新聞で興味のある記事を見つけました

地球温暖化対策として水力発電が見直されつつあるそうです

しかし、大規模な多目的ダムは環境保護やコストの面で難しいので、上下水道などを利用する「マイクロ水力」(小規模水力発電)が注目されています  上下水道を利用するなら、大きな自然破壊も生じないので理想的ですね  すでに、関東地方で 約40地点に設置されているそうです

さらに参考になるのが、ヒマラヤにあるブータンで採用されている「流れ込み式」の水力発電です  「ブータンに魅せられて」(今枝由郎著 岩波新書)で紹介されています

「流れ込み式」の水力発電とは、上流の小さな堰(せき)から山腹に設けられた長いトンネル(導水路)を通して下流の発電所まで水を導き、そこで落下させて発電し、その水をまたトンネル(放水路)を通じてさらに下流の元の川に戻す方式です

この方式だと、多目的ダムのように、村落が水没したり、土砂が堆積してダムの水底が上昇し その機能が低下したりするような不都合はありません  なにより、環境への影響が少なくてすむことが素晴らしいです

さらにブータンでは、少数の大型水力発電所から長距離の送電線を国中に張り巡らすことはせず、国中のあちことの水系ごとに小規模の発電所を建設しています  「流れ込み式」ならではの方式ですね

このブータンの水力発電は、急流の川の多い日本でも十分に取り入れられるのではないでしょうか? 

これに、「マイクロ水力」を極力導入していけば、かなりの電力を確保できるでしょう

資源エネルギー庁も全国400地点以上に「マイクロ水力」を設置できると見ているそうです

自然にやさしい発電が広まることに期待です

kuma

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コメント

 わたくしも、個人的には中止になってくれてよかったです。わが県には、当時の知事が強行に施行して、地域住民を、近隣の、県民の思いを翻弄したダムがあります。其処では、かなりの山野草が消え、破壊された自然は元には戻らないでしょう。人工的に自然を造っていますが、生態系を変えてしまっています。何故、人間は自分達の生活を大切にしていかないのか、とても不思議に思います。
 先日も、外食で凄まじい嘔吐と下痢に苛まれましたが、他の者は???という態でした。四季の旬の野菜を頂き、その旨みを引き出した料理がいいですね。添加物も、農薬もかけない清貧の生活でも、地球を守れるならいいですね。

アナザンスターさんのご指摘の通りだと思います。戦後、日本人は地域の活性化の名の下に自然を破壊しすぎてきたのではないかと思います。
もっと謙虚になって、自分も自然の一部であることを感じるべきだと思います。
多くの人々が、できるだけ自然に寄り添う生活をしていけば、自然に環境問題は解決していくのではないでしょうか

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