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2010年3月 1日 (月)

冷え症と低体温に鍼灸を その弐

先日、冷え症について述べました  今回は、低体温について述べていきたいと思います

低体温にも、二つのタイプがあります

まず一つ目のタイプとして、身体が熱を生み出すことができないタイプがあげられます  先日、述べた冷え症であり低体温でもある方は、このタイプです

このような方は、鍼灸の世界では大まかにみて、脾(胃腸)の虚(エネルギー不足)や腎(生命エネルギーそのもの)の虚であることが多いです   末廣堂の鍼灸治療では、虚のツボにじっくり温灸やお灸をすることでエネルギーを補っていきます   鍼灸治療で胃腸の調子が改善すると栄養を吸収しやすくなるので、身体が熱を作り出しやすくなってきます

びわの葉灸をプラスすると、温灸とびわの葉エキスの相乗効果で よりエネルギーが補われて、効果的です

ただ、胃腸の調子を改善するだけでは不十分で、運動などにより筋肉量を増やすことも大切です(先日のブログ記事「すり足で冷え対策♪」をご覧ください)  また、甲状腺機能低下症の方も熱を生み出すことが難しくなるのですが、このような方は別の対処が必要となるでしょう

つぎに、低体温の二つ目のタイプとして、寒い中でも手足はポカポカして温かい方があげられます

筋肉量が多くて熱をたくさん生み出すことができるため 寒い中でも手足がポカポカしている場合 もあります  これは、低体温ではありません

筋肉量が多くないのに 寒い中でも手足がポカポカしているならば それは低体温であり、身体の熱を放熱し続けているのが原因です  手足が温かいために 自分に低体温は無関係と思い込んでしまうので、とても危険な状態といえます

身体の熱を放熱してしまう原因は、寒い中でも末梢血管が開きっぱなしになっていることにありますが、この原因も二つ考えられます

交感神経(自律神経の一つ)がスムーズに働かないこと と、

血管が老化して硬くなっていること です

交感神経がスムーズに働かないために放熱している方は、鍼灸治療で自律神経の調整をしていくことで、改善が期待できると思われます   

これに対して、血管が老化して硬くなっているために放熱している方は、低体温を克服するのは なかなか難しいかもしれません   ただ、鍼灸治療により血流を改善することで、血管の組織にも栄養がいきわたり組織の改善がすすむことは期待できると思います

理想としては、血管が老化してしまう前に、食養生や鍼灸治療により血管の硬化を予防することに努め、血管のしなやかさを維持することが大切です 

kuma

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