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2010年10月

2010年10月26日 (火)

鍼灸治療で健康管理

ときどき 患者さんから 「特にどこか悪くなくても、鍼灸を受けても大丈夫ですか?」 と質問されることがあります

答えとしては、問題はなく、むしろ理想的ともいえます

一般的に、医療というと どこか不調があるときにそれを「治療」するためのもの との理解ではないかと思います  いわば、マイナスの状態から問題のないゼロのレベルにもどすこと といえます

確かに、初めて来院された時は、マイナスからゼロにもどす過程をたどります

ですが、ゼロに戻った後に、よりよいレベルになるように また ゼロからマイナスに落ち込まないように、鍼灸治療で「健康管理」をし続けることが理想です

誰しも、髪が伸びて髪形が乱れかかってきた時の落ち着きのなさを感じたことがあるかと思います  これは、髪だけでなく、身体全般にいえるのです  体調をマイナスに落としきって病気といわれる状態にする前に調整していけば、不快感を最小限に止めることができるでしょう

また、人の身体は、機械の部品を取り替えるように治療で100%元の状態に戻せるとは限りません  例えば、ひどい神経痛になった場合に、痛みは完全にとれてもシビレが部分的に残ることもあるのです  

当たり前のことですが、人の身体は自然の一つであり、機械ではありません  ですが、機械の部品を取り替えるように、常に体調が元に戻ると勘違いされている方も少なくありません  

その意味でも、元の状態に戻せるレベルで小まめに調整して、できるだけよい体調を維持していくことをオススメします

東洋医学は予防医学です

鍼灸治療で健康を管理して、気持ちよい日々をおくっていただけたらと思います

kuma

2010年10月23日 (土)

沐浴ライフはつづく

ソラが生まれてから約2週間  

私の沐浴ライフも、だいぶ板についてきました♪

S10232 ソラも沐浴タイムがお気に入りのようで、タライにはったお湯にゆっくり浸けていくと、ホワァァ~ンという顔をするのです  まさに至高のひと時といった感じ

そのひと時を感じた後には、お湯の中で気持ちよさそうに手足をバタバタさせています 私の役目は、ソラが本格的にバタバタする前に、あらかたソラを洗ってしまうこと

洗い終わった後、ソラが泳ぎたそうにしているときは、それにまかせて、お湯の中で遊ばせております

なんで、こんなに気持ちよさそうにするのかな?と思っていたところ、ふと気づいたのです

ソラは、ついこの間まで母胎の羊水の中で泳いでいたんだと 

とんと腑に落ちました♪

私の沐浴ライフも当分続きます  

楽しそうなソラの顔を見るのは、最近の一日のお楽しみです

kuma

2010年10月22日 (金)

「まくり」で胎毒下し その弐

先日、ソラに「まくり」を飲ませたと書きましたが、その後のご報告です

乳児は、産まれた直後は、岩のりのような濃い緑色をした便を出しますが、それは胎毒で、次第に黄色い便に変わっていきます

ソラも、「まくり」を飲ませる前には、すでに黄色い便にかわっておりまして、すでに胎毒は出終わっているとも思われましたが、念のために「まくり」を飲ませてみたのです

すると、飲ませたその日の夕方に、緑色の混じった便が出たのです  

「まくり」を譲っていただいた漢方薬局で、「便の色が変わったら効果があったといえる」と聞いていたので、残りの胎毒下しができたと思われます  これで、一安心です♪

で、余談ですが、煎じ液の残りはどうなったかというと。。。

私たちの味噌汁の出汁の一部になりました(笑)  漢方薬局では、乳児の胎毒下しにしか効果ないと聞きましたが、多少なりとも、大人の毒下しにも効いてくれたらいいですね

kuma

2010年10月19日 (火)

二周年です♪

出産時期と重なり ついつい書きそびれていましたが、はり灸末廣堂は、今月の7日で2周年となりました

Sbiwa_10108 記念樹のビワの木も、ご覧の通り、大きくなっております 幹の太さも1cm位にはなっているようで、葉の厚みも増してきております

気づいてみると、末廣堂の誕生日とソラの誕生日は一日違い

末廣堂は7で、ラッキーセブン  ソラの誕生日の8は、末広がりで、「末廣」堂に通じていたのでした♪  

誕生日だけでも、ソラは末廣堂に縁があるのかな、なんて思う私は親バカなのかもしれませんね(笑)

末廣堂が2周年をむかえられたのも、多くの方に支えられてのこと  これからも、皆様の期待に応えられるように精進したいと思います

kuma

  

2010年10月18日 (月)

「まくり」で胎毒下し その壱

今日、ソラに 「まくり」 を飲ませました

「まくり」 とは、生後間もない乳児に行う胎毒下しのための、日本古来の民間薬です

Photo_4 海人草(かいにんそう)という海草の一種で、生後1週間以内くらいまでにそれを行うと、その中に含まれるアミノ酸の働きにより、「疳の虫を下す」「湿疹体質を予防する」「黄疸を予防する」などの効果があると考えられていました

煎じ液を少し飲んでみたら、磯の味と香り  個人的には、不味くは感じませんでしたPhoto_3

生まれて間もない乳児に与えるので、「まくり」を煮出した煎じ液を少し、口を濡らす程度に含ませます

ソラも嫌がることなく、スプーン小さじ1杯位を飲んでくれました♪

もし親である自分がアトピーに悩まされていたり、疳の強い子供であったのであれば尚更、産まれた赤ちゃんが今後自分のように苦労しないためにも、「まくり」の療法をしてあげてもいいかもしれませんね

kuma

2010年10月15日 (金)

出産体験記

出産経験は本当に人様々。今回出産を控えて、いろいろな方々から体験をおうかがいして、参考にさせていただきました。私のは陣痛から4時間35分と、お陰さまでかなりの安産でした。

総じて言えば、大事なのは自分と子供を信じて本能に任せること。そのために、産休といえども体力を落とさずにいることと、その後の母乳にも備えて食事などのできる範囲の自己調整をしておけるとよいのではないでしょうか。

予定日より五日前の出産。早朝、出血少々、尿とは違うさらっとした水分が少しでしたが流れてきたので、これはもしや破水かな?と。

破水であればすぐ病院にいくべきですが、その後は特に水が出てくる様子もなく、かなり微妙だなと。その日の午前中検診日でしたので、ちょうどよかった!と思いつつ、いつものようによく歩きながらでもゆっくりとした歩調で病院に向かいました。

検診にて、「これは破水だね、入院です。」と。破水がどういう進行具合になるかわからないので、荷物を取りにいくことも禁止。即病棟の陣痛室に。

病院の寝巻きに着替え、「破水がきっかけで陣痛が起こることもあるし、起こらないこともあります。起こればいいのだけど、起こるとしても初産で長いと思うので、深夜から明日にかけてかな。陣痛が起こらなければ明日促進剤を打ちましょう。とりあえず今は破水が進まないように寝ていてください。」と一人置かれる。

しばらく言われるままに寝ていましたが、お腹の張りも起こらず、破水もありがたいことに進む様子もない。この姿勢で寝ていても陣痛は起こらない、と判断し、ゆっくり歩いたり、あぐらをかいたり、トイレに行ったり陣痛方向に身体を向かわせる意識をしました。

昼食後、お腹の張りが感じられるように。でもこれまで時々あったような張り感であり、即陣痛という感じでもなく、私も助産師さんもいつになるかね~と。

その後、今晩当直の女医さんが挨拶に。その方、内診で一番痛みなく、丁寧な産科医さんだったので、「ラッキー!この先生にお願いしたい!!私今晩絶対産むぞ!」と自分の中でスイッチが入る。

3時ごろからお腹の張りが定期的に。陣痛初期に入ったかな~と。4時半頃医師がいらして、「これから骨盤のレントゲンととりに行ってもらいます。」と。「は!?、何で今なの??もし必要ならとっくに撮っているはずでは?これって意味ないよな。でも病院出産を選んだ以上、そこのやり方を受け入れねばならないのだよな。」と素直に受け入れ撮りに行く。

でもそのときもう既に陣痛の波が自分としてはけっこうきつかったので、波がくると動けなくなりながらの移動。その時は、「今移動させられるとは厳しい~」と思いましたが、後から考えると、この移動時の刺激も大きく陣痛促進剤になったなと。

5時くらいになると、陣痛に入ったなと核心が持てるように。「今までの痛みをひっくるめたような痛みだよ」と聞いていましたが、痛みというより、とても強い力で押される感覚で、それに身体が持っていかれないように持ちこたえる、という感じでした。

こうなると、あとは子宮口がうまく刺激され開いてくれるのをこちらとしては支援するのみ。そのための姿勢はやはり寝ていては無理。当初はベットに腰をかけ、カートにもたれていましたが、それもきつくなるとベットで正座姿勢。ヘリにつかまり、痛みを無意識に腕に分散させていました。

陣痛当初は呼吸法がかなり助かりましたが、この頃にはもう意識する余裕ゼロ。子供がすごい勢いで子宮口を刺激してくるのがよくわかり、その圧倒的なエネルギーに感動しながら、この子も、そして自分も主人も母のお腹をかりてこの世に生まれてきたのだな~としみじみと実感していました。

そのエネルギーに任せてしまうと、今にもお尻が張り裂けてしまいそうで、いかにいきまずに子宮口がしっかり開くまで、その波を受け入れて持ちこたえるかに集中。

しかし、これが夜中まで続くなんて、まさに体力勝負だな~、これまで登山で鍛えておけてよかったのだな~、と今までいった長期縦走を思い出したりしていました。今はあの時のあの尾根歩きのしんどさと比例するくらいかな~、重いザックを背負ってむりやり登ったあのルート中くらいだな~とか。

その後、食事時間。助産師さんが「なるべく食べれるだけ食べといてね~」と。食べねば、と思いつつ、三口手をつけるが、そもそももう波が短時間になっており、ベットのヘリから手を離すことが厳しいほどの状態。もうこれは食事で胃腸に血液を送る余裕は自分にはない、全血液を出産に使おうと判断し、ほうじ茶だけ飲む。

しばらくして、食事の後片付けにいらした助産師さん「あら、食べれなかったのね~」「はい」返事をするのがやっと状態。

その後、子供の心音をはかりましょうと助産師さんがいらした頃には、汗だくで、子宮から出てきているような感覚あり。

姿勢移動も厳しくなっている私の様子に、ようやく助産師さん、はっとし、子宮口を見て、「もう開いてる!」と即分娩室に。

分娩台に横になると、助産師さん腕を見て「静脈が曲がってる~!よく耐えてたね」と。仰向け姿勢はあと一息の状況でも、やはりいきみづらかった。お産には不合理な姿勢ですね。

分娩室に入り28分後、夜7時28分出産。へその緒をつけたままアイコンタクトしだっこ、初乳を1時間以内にあげたい、という予てからの希望をかなえて無事終了。

分娩台のベットでしばらく子供と添い寝しているところにクマさん到着。早くて夜中との打算がはずれ、立ち会う気満々だったので、看護婦さんから生まれたと電話を受けたときにはかなり驚いたようです。

4時間台というのはかなりまれなようで、退院時、次回出産するときはもっと早まる可能性があるから、産院に必ず伝えるようにと。でないと予想外で産み落とす可能性があると。若ければ自力出産目指したかも!?

ちなみに体重は7キロ増でしたが、退院時、下腹部はまだ少しふっくらしていますが、体重はもう妊娠前の体重に戻りました。同室の人からも驚かれましたが、前日まで仕事もしていて、無理ない範囲で動いていられたのが功を奏したように思います。

大事にしすぎず、無理しすぎずでいけたらよいのかなと思いました。

kao  

2010年10月14日 (木)

初仕事

今日、初めて、私がソラを沐浴しました

退院後の沐浴は、私の仕事と決めていたので、十分予習はしていましたが、何事も初めてのことはドキドキしますね

予想通りですが、沐浴実習通りにはいきません  ビニール人形のようにはいきませんでした

お湯に入れたとたんに泣き出されて焦りました  お湯が熱かったのかと思い、水を足しましたが、まだ泣きます。。。(汗汗) 

実は、たんにお湯に入って驚いただけのようでした(笑)

お湯に入れて少し経つと、ソラは気持ちよさそうにしています

手順通りに、身体を洗い、バスタオルにくるんで一丁挙がりです♪

初めての沐浴体験

何事も初めての体験は、ドキドキです

これから、このドキドキを体験できるかと思うと、また楽しみが増えました♪

kuma

2010年10月 7日 (木)

注目の創傷治療法

先日初物の栗の下処理していたら、不注意で手がすべり、包丁でザクッと左手第2指、3指の第一関節上部を切ってしまいました。

深すぎず浅すぎずの傷でしたが、血がどぼどぼ流れてくるので、右手で押さえて止血。出産を控えた身、万一貧血になるとまずい!とクマさんにヘルプを求めました。

眠そうに起きてきたクマさんに「栗の処理をしていて指を切っちゃって」と告げると、クマさん台所用のハサミを手に取り、「で、どうすればいいの?栗」

栗じゃないよー!私の指をどうにかしてくれー!(笑)

幸い10分もすると血も止まり、傷の処置に。

子供の頃は、傷に対して当然のように消毒液を塗っていましたが、最近「湿潤治療」という、消毒薬を使わずに傷を乾燥させないという処置も注目されているようです。

詳しくはこちら → 「傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学」 ( 夏井睦著 光文社新書)

消毒液は細菌も殺すが、皮膚細胞も壊してしまい傷を深くする。また、浅い傷の場合は皮膚の真皮、深い場合はその下の肉芽まで傷つけているが、その両者とも本来血流に富む丈夫な組織なのだが、乾燥には弱く、乾燥させると細胞が死滅してしまうという。

そのため、水・空気を通さないもので傷を覆うことが大事だと。傷口からは傷を治すための浸出液が分泌されるので、覆ってやれば乾燥もせず、細胞が活発に分裂し傷が治ってゆく。

Srimg2441_2 水・空気をとおさないものとしては身近なものでラップがあり、傷口より少し大きめに切り当てる。その際、白色ワセリンを薄く塗ると鎮痛効果が高いそうです。

私もそれに習い、患部に白色ワセリンを塗り、ラップをし、外れぬように最小限のリント布をあて紙テープで巻きました。Srimg2442

皮膚の傷口がズキズキ痛んだ経験は誰にでもあろうと思いますが、紹介している医師のおっしゃるとおり、痛みが少ないのにまず驚きました。その後の回復も確かに速かったです。

これまでに、患者さんで浅い切り傷のある方にお伝えし、治癒効果は目にしていましたが、今回自分でも実践のチャンスを得て、有効性を実感することができました。

深い傷の場合は素人療法は危険ですが、傷が治る過程に合致した治療法ということで、病院にいくほどでもない浅い傷の処置としては、家庭療法として知っておく価値はあるかと思われます。

kao

2010年10月 1日 (金)

胎児からのメッセージ

先週末の検診では胎児体重2500g弱に。産まれても安全な大きさになりました。

今週月曜の休日、早朝多摩川土手散歩、午前中目黒の自然教育園散策→表参道クレヨンハウスなどまわり、夕方夫の実家へ。

Srimg2428_2  動きすぎてか夜、お腹の張りがきつくなり、初の前駆陣痛。2時間ほど短時間の子宮収縮が続き、これは今夜産まれるかも!と入院グッズを確認したりしましたが、まだそのときにあらず。

翌日、小さく産むほうが出産が楽だろうな~とこちらから「もう出てきてもよいよー」と声をかけたら・・・。

お腹のなかでそれまで確実に降りてきていた胎児位置がその日からUP。それに伴ってかこのところでていた妊娠後期の足のむくみも消失。

「私まだ出ないぞ、まだここにいる!」というメッセージ、受け取りました。

3日後には元に降りてきて、足もむくみも出だしましたが、いや~もうしっかり意思があるのだな~と。

「ごめんよ、出てきたいときにいらっしゃいね~」

妊娠後期、よく歩くとよいといわれますが、動いているほうが安産になるというのは感覚としてもよくわかります。動きに伴い、子宮口が重みに刺激されるのがわかりますが、それがないと多分出口も開いてこないのでしょう。

胎児も子宮口も出産に向けて最終準備中。

ときが満ちて産まれてくるのですね。

あと少しでの対面、楽しみです。

kao

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