うさぎの絵本
絵本の朗読を趣味とされている患者さんから、ときどきオススメ絵本を貸していただきます。
私も絵本はとても好きで、お返しにお貸しして、楽しみなやりとりをさせていただいています。
元アナウンサーの絵門ゆう子さんの著書です。絵門さんは乳がんの転移で亡くなられた方です。がん発覚後、がんの方へのカウンセリングや講演、朗読会など「いのち」をテーマにした活動を精力的にされていました。
五匹のうさぎの兄弟がお母さんのお腹の中にいるところから始まり、助け合って成長してゆく姿を描いています。
今回お返しに貸したのは、『ポケットのなかのプレゼント』
この著者の方も乳がんの転移で、9歳と7歳のお子さんを遺して亡くなられた看護師さんです。
それぞれ、遺された方々に伝えたいメッセージが詰まっている本です。
絵本は大事なことをストレートに伝えてくる力強さあり、深さありで、子供のものと枠付けするのはあまりにももったいない、老若男女味わえるものだと思います。
限りある命を直視したお二人の本も、人間にとって大切な本質的なことが描かれており、思わずうっと胸にくるものがあります。
今回は期せずして、同じ境遇の方の、しかも同じくうさぎさんが登場人物の本の貸し借りとなりました。
kao
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