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2012年6月11日 (月)

パーキンソン病に頭の鍼

パーキンソン病をご存じでしょうか?

中脳黒質緻密質のドーパミン分泌細胞の変性が主な原因とされています。  簡単にいえば、脳から放出されるべきドーパミンが出ないことが原因といえます。

症状としては、身体動作がスムースに行かない、筋肉が硬直する、静かにしていると手に振るえがでる、便秘などがあげられます。 

このパーキンソン病  要は、脳のトラブルです。  そこで思いついたのが頭に鍼をすること。

以前に勤めていた鍼灸院の先生が、頭の鍼を重視していて、脳梗塞の後遺症で片麻痺になっていた方の症状をかなり改善されていたのを、応用できると思ったのです。

で、結果はかなり有効であることが分かりました。

初診時には、歩行時に身体が右に傾いていて足がスムースに前に出ず、着替えるときも衣服の着脱がスムースにいかずご家族の補助が必要な状態でした。

それが、1回の治療で、身体の傾きがほぼ解消し足取りがよくなりました。

驚いたのは、初診時には、ベッドに横になるのすらスムースにいかなかった状態でしたが、3回目の治療中にトイレに行くために、ご自身だけでベッドから降り、トイレに向かわれたのです。

そして、特筆すべきは 鍼をしたのが頭だけであること。  スムースに動かない手足などには鍼をしていなくても効果があったことです。

頭に鍼をするといっても、頭皮に浅く鍼をするだけ。  鍼によって脳に氣が誘導されたのではないかと考えてます。

脳梗塞やパーキンソン病に効果があったことを考えると、様々な脳のトラブルに頭の鍼が有効ではないかと類推できそうです。

今後も、脳のトラブルに頭の鍼を実践して、症例を積み上げていきたいと思います。

kuma

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