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2013年9月15日 (日)

鹿島槍・五竜・白馬 縦走 ~ 感謝を込めて

今月の上旬に、北アルプスの後立山連峰を歩いてきました。

扇沢から入山して 鹿島槍ヶ岳~五竜岳~白馬岳と縦走し、栂池高原に下山です。  今回も、テント泊で頑張りました!

今回の山行は、初日は雨でしたが、2日目からは晴れ!! やはり、私は晴れ男と思われます(笑)  

だらだら時系列に書いていくのも つまらないので、今回はテーマ毎にまとめて書いていきたいと思います。

というわけで、最初は登った お山について。 大きな山に絞っていきます。

まずは、鹿島槍ヶ岳(布引岳山頂より)  二つの頂上をもつ双耳峰です。Srimg8937

実際に登ってみると険しいところもあるのですが、遠目にはスッキリしていて女性的ですね。 

次に、五竜岳  名前だけでも魅力的です。Srimg8966

かなりどっしりした山塊で、岩岩した山でした。 かなりカッコイイ山です♪

それから、白馬岳  かなり有名な山なので、名前くらい聞いたことがあるでしょうか。 東側がかなり切れ落ちている山容なので、眺める方向によって山の形がかなり変わって見えます。

これは、南側から眺めた白馬岳。Srimg90573

東側がスパッと切れ落ちているのがよく分かります。 

で、こちらは、東側から眺めた白馬岳(一番右の山。 小蓮華岳山頂近くより)Srimg90893

南から見た山容と全く違いますね。 杓子岳や白馬鑓ヶ岳、さらに遠方に鹿島槍ヶ岳もよく見えました。

最後に、小蓮華岳  大して大きな山ではありませんが、個人的には、とても楽しみにしていた山です。Srimg9093

この小蓮華岳  数年前にNHKでテレビドラマ化された「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)のエンディングロールの背景に使われていて、いつかこの目で見てみたいと思っていた山でした。 たおやかに伸びている稜線が、成長著しい明治の日本を上手く象徴しているように感じます。 最後に、この山を眺めることができて、大満足でした♪

お山の紹介はこれくらいにして、次は朝夕の山の風景について。

私は、朝夕の山の風景、空気感が堪らなく好きで、朝夕の山を感じたくて山に行こうと思うくらいです。

まずは、雲海から昇る朝日(白馬岳山頂より)Srimg9080

太陽が昇るまでは大気が冷えているので、雲が垂れ込めて雲海をつくっています。 で、太陽が昇ると大気が温められて、雲海となっていた雲も昇り始めます。 その光景の変化は、ダイナミックで、一度は見て頂きたいと思うところです。

朝焼けで赤く染まる山々も美しい。 朝焼けの剱(つるぎ)岳 Srimg8934
 

赤く染まる槍ヶ岳(向かって左奥)も遠方に見えました。Srimg8930

この光景も本当に一瞬で、すぐに赤さが薄れていってしまいます。 大気がピンク色のグラデーションになっているのも美しい♪

夕焼けも朝日に負けず劣らず美しいです。 これは、夕焼けの中のシルエットの剱岳。Srimg89892

この鮮やかな夕焼けも、ほんの一瞬でした。

少しでしたが、お花や紅葉も楽しめました。

初秋を象徴するタカネマツムシソウPhoto_3

清楚なイワツメクサPhoto_4

花の散ったチングルマも秋を感じさせます。Srimg9097

ちょっとした紅葉も目にできました。Srimg9040

最後のテーマとして、二つのキレット越え  今回の山行の目玉です。

キレットとは、稜線の一部が急激に切れ落ちている場所のこと。 今回の八峰キレットと不帰キレットは、日本三大キレットのうちの二つです。 ちょっとマニアックかもしれませんが、書かせて頂きます(笑)

まずは、八峰キレットSrimg8950

鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間の稜線にあります。 写真は、鹿島槍ヶ岳南峰頂上から見た八峰キレット。 ガガ~と下りながら、切れ落ちていくところです。

下の写真のように、際どいところもありました。木の足場がなければ、足掛かりを見つけるのが大変ですね。Srimg8960

次は、不帰(かえらずの)キレット。唐松岳と白馬岳の間にありますSrimg8997

こちらは、さらに際どいところがありました。Srimg9012

この写真の岩の鎖の下は、一瞬足場が無くなります! すこし勢いをつけて、先の岩まで足を伸ばさないと転落してしまいます。。。

水平のハシゴの下が空中の場所もありました。足を滑らしたら。。お終いです。Srimg9022

早朝に出発したので、幸い対向者に会うことなく スムースに進むことができましたが、対向者がいたら、けっこう大変ですね。

いずれのキレットも天候がよかったからいいものの、雨で足場が滑りやすかったら、かなりリスクが高まりそうです。 その意味でも、今回の山行もラッキーでした。

と、今回の山行も大満足のうちに終わったのですが、今回 山に行けたのは、家族も含め、多くの患者さんのご協力があったからでした。

今年は、6月に早めの夏休みとして与論島に行っていたので、カオさんからは「今年は、山に行くのは諦めなさい」と言われていたのです。。。

ですが、今回のような難ルートは体力のある今のうちにどうしても行きたくなってしまいまして、カオさんに末廣堂を守ってもらいながら、無理をして行かせてもらいました( ← ほとんど山中毒)。

娘の面倒も仕事も一手に担ってくれたカオさんに、まずは感謝したいと思います o(_ _)o

私が居なくて悲しい思いをさせてしまった娘にも感謝です。 その分、帰宅してからは、いっぱい いっぱい遊んであげました♪

そして、予約をずらして頂いた患者の皆さまのご理解に感謝いたします。 本当にありがとうございました o(_ _)o

家族や患者さんへの感謝の気持ちを忘れずに、これからも日々の施術に向き合っていきたいと思います。

kuma

 

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コメント

山の写真を見て「かっこいい」と普通の人は思わないですよね。キレットの危ない写真を見て「何でそんなところに重い荷物を持って行くの?」って普通の人は思うでしょうね。無事に帰宅されて何よりです。(笑)
私も9月8日(日)愛知県伊良湖岬のトライアスロンを無事終えて、現在「恒例」の出張行脚中です。(本日は札幌です。)かぜ気味での参加となり、海は笑ってしまうくらい大荒れで、ランはバックしてしまうくらいの劇坂で、しっかり楽しんできました。普通の人が見たら「何で高い参加料払ってそんなことしてるの?」って思うでしょうね。山登りと同じですね(笑)
今すぐ鍼を打ってほしいくらい疲れてますが、9月の出張が月末に終わったら、すぐに10月出張なので、年の瀬が近づいたらまた治療にうかがいます。

岡田さん
ご意見、ごもっともです (笑)
まあ、趣味というものは、独りよがりなものかもしれませんね。
お忙しいそうですね。 無理し過ぎることなく、公私ともに充実させてくださいませ (^O^)

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