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2013年9月13日 (金)

酸味も楽しむ

患者さんのHさんから、「二十世紀梨」を頂きました。Rimg9124

最近、「幸水」や「豊水」は店頭で見かけるものの、「二十世紀」は見かけなくなっていたので、なんだか懐かしいです。 私が子供の頃は、梨といえば二十世紀梨をよく食べていたものです。

二十世紀梨は、甘みと酸味のバランスが良いすっきりした味わいが特徴

なので、幸水を食べなれていると、けっこう酸っぱく感じます。

ですが、この酸味が 個人的には嬉しいところ♪

最近は、果物はもちろんのこと、トマトにしろニンジンにしろ、とにかく糖度ばかりが強調されているようで、なんでもかんでも甘くなっているのに違和感を感じます。

酸味を敬遠して、果物が売れないとの話も聞いたことがあります。 今はお菓子の甘さの方が受けるとのことです。

東洋医学の理論の一つに五行論がありまして、味についても「五味」という分類があります。

酸・苦・甘・辛・塩からい の五つです。 いずれも過多でも過少でもバランスを崩していくと、いずれ体調を崩すことになっていくとされています。

甘味は、臓器でいうと今で云う膵臓に関係が強いとされています。 これは、血糖値が上がると膵臓からインシュリンが分泌されることからして、西洋医学からみても妥当です。 

甘味を摂取し過ぎることで、血糖値が急上昇し、膵臓からインシュリンが大量に分泌されて、結果 膵臓が疲弊していく。。。最近の甘味を強調する傾向が、糖尿病の増加と関係があるのではないでしょうか。 

果物でも、バランスよく酸味も楽しめる舌をもちたいものですね (o^-^o)

kuma

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