多汗症に鍼灸を♪
鍼灸というと、肩こりや腰痛をイメージする方が多いかもしれません。
ですが、鍼灸は自律神経の失調にも有効です。
自律神経失調症の一つとして、多汗症がありますが、今回は、多汗症への鍼灸の効果をお伝えします。
多汗症は、交感神経が失調して、体温上昇とは関係なくエクリン腺(精神的発汗に作用する汗腺)より汗が過剰に放出される疾患 です。
自律神経には、緊張した時に働く「交感神経」と リラックスした時に働く「副交感神経」がありますが、 精神的な緊張から この交感神経が過剰に優位になると 多汗症となってしまう、というわけです。
鍼灸治療を受けたことのある方の多くが、治療後に心身がリラックスして眠くなると言われます。 これは、鍼灸治療により副交感神経が優位になるからだと考えられます。
ですので、鍼灸をするだけで、交感神経が過剰に優位となることからの疾患は解消していくのです。
ここで、多汗症に鍼灸の効果があった患者さんの声を ご紹介します。
高校受験を控えた中学3年生の男の子です。
「僕は、手汗がひどく、テストの紙もぬれてしまい、困っていましたが、2ヶ月ほど通うようになって、かなりおさまりました。 身体も軽くなりました。 気持ちもいいです。 先生、ありがとうございます。」
東洋医学の理論の一つの五行論に「五臓」という概念がありまして、そのうちの「心」には精神を含みます。 古代中国では、精神は脳ではなく心に宿ると考えていたのです。
ただの机上の理論のように思えもしますが、この「心」に関係あるツボが この男の子にもよく出ていて かなり有効に使うことができたのです。
現代社会は 変化が激しく先が見えにくいので、緊張を生みやすいといえます。
ですので、自律神経が失調しやすい社会ともいえます。
多汗症に限らず、過度な緊張から生じる自律神経の失調に鍼灸は少なからず お役に立てると思います。
自律神経の失調で お困りの方 鍼灸もオススメです ♪
kuma
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